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photo プロフィール
名 前: 斉藤 和義さん
会 社: い草ギャラリー 斉藤畳工業
品 目: い草の工芸品
生産地: 宇城市松橋町
経 歴: 家業である畳店を引退し、い草を使った工芸品作りを本格的に始めたのが今から1年前。
平成8年に、い草研究所を結成し、現在13名で精力的に活動されてらっしゃいます。い草を使った多種多様な工芸品のイベントを定期的に開催するほか、い草の素晴らしさを子供達に伝える活動に取り組んでらっしゃいます。
い草のはなし photo
い草は、空気をきれいにしてくれます。
い草の内部は、ハチの巣のような構造をしていて、そのいくつもの空洞が、日常的にある空気中の有害物質や、アレルギーの原因となる成分を吸着すると言われているのです。
しかも吸着したら離さない!!究極のエコ清浄機なんです。
い草は、日本の風土に最適な材質なんです。
い草は、梅雨時などの季節は湿気を抑え、冬などの空気が乾燥しているときは、水分を放出する。今や一家に一台が当たり前となった、加湿器、除湿機、エアコンの役目を、長い歴史の中で担ってきたのです。・・・素晴らしい。
い草は、人々に癒しを与えてくれるんです。
い草の香りは、癒しの香りなんです。人々をリラックスさせ、ストレスを解消し、精神を安定させるのです。部屋に居ながら森林浴の効果を味わえます。またバニラエッセンスにも含まれる成分が、さらにその癒しを高めているのです。天然のアロマです。。。
い草は、集中力を高める環境を整えます。
い草を使った工芸品の代表ともいえる畳。畳の部屋に入ると、す〜っと心のざわつきが引いていく。そんな経験はないでしょうか。い草を使った代表的な工芸品である、わら畳は、優れた吸音・遮音性を持っており静かで優しい空間を作り出しておます。目で感じる「落ち着いた印象」に加え、この吸音効果から、心が静まる感じを受けるのです。
photophoto い草文化を子どもたちに伝えたい。
斉藤さんは、い草文化を後世に残すため、様々な活動をされております。
その取り組みの一つに、豊川小学校の子どもたちを対象とした’い草を使っての小物作り教室’を、毎年開催されていらっしゃいます。
斉藤さんは言います。「子どもたちへ願うことは、まずはい草と楽しく触れ合うこと。い草の香りを知ってもらうこと。」...色んな想いが込められた、素敵な願いだと思います。
い草がもつ様々な効能は、後から知ればいいこと。い草を身近に感じる環境に恵まれることが、何よりも大切なことです。
私は今回、斉藤さんの話を聞き、い草について調べてみて、改めてそう感じました。
畳は日本が誇る伝統的な建築材。ですが最近ではフローリングの部屋が増え、和室が無い住まいも珍しくありません。特に、お子さまがいらっしゃる世代の家庭は、アパートやマンションで暮らしてらっしゃる方が多いのではないかと思います。
ですが、い草を知れば知るほど、小さなお子さまにこそ、い草の中で健康に過ごして欲しいと願うのです。い草を調べていると【頭のいい子に育てたいなら子供部屋は“和室”にしろ】という記事を発見しました。心惹かれます(笑)...い草には、心を落ち着かせ、集中力をUPさせる働きがあるので、この記事にも通じる部分がありますよね。
斉藤さんが所属するいぐさ研究所の実験でも、フローリングの部屋では、バタバタはしゃぎまわっていた子たちが、和室の部屋に入ると、自然と落ち着いてきたという事実があったとのこと。
これを期に、豊川小学校の図書室には、畳を敷いた休憩スペースを用意し、今では子どもたちから、「落ち着く。安心する。ゆっくりできる。」と大人気。
本当に良いものは、絶対に途絶えることはない。だけど、こんなにも素晴らしいものを知らずに育つのはもったいない。だからこの場を借りて、子どもたちを支える皆さんに、い草の素晴らしさを少しでも伝えられたら、と願います。
ふれ合うこと、話をすることを大切にしたい。 photo
斉藤さんは、17年前より、畳をスイスの建築士宛てに輸出したり、スイスでも畳の魅力を知ってもらいたく、手作りのわらじを送ったりと、国際交流を続けられています。
国内でのい草離れが進む中、外国とはいえ'畳派'が増えることがうれしいと、当時の新聞取材にて語ってらっしゃいました。
他にも、全国の畳職人の方たちへの視察協力や研修会、い草を使った様々な工芸品や加工品などの発表会を開催するなど、精力的に活動されています。
斉藤さんは言います。「文化を伝えたり、い草の宣伝をしたり、そういうことももちろん必要なことだけれど、まずは、人とふれ合うこと。話をすることが大切。だから、い草を通した交流をもっともっとやっていきたい。」と優しい笑顔でおっしゃいました。
ふれ合いの中、会話の中で、いろんな情報が伝わり、感受性が豊かになり、それが成長へと繋がり、そしていろんなことが解決していくんだと思います。
その部分が へたっぴ な自分にならないようにしなきゃと思ったのでした。
そんな斉藤さん、実は取材当日、宇城彩館にてわらじの実演販売を行われておりました。雪がちらつくほどの寒さの中、無駄の無い手さばきで、あっという間にわらじを編んでいかれます。これぞ職人技というやつです。そして私が話を聞いているさなかにも、沢山のお客さまが、斉藤さんと話をし、い草っで作ったわらじや小物を購入していかれました。
ここには、文化もふれ合いもまだまだ元気に残っていますね♪宇城彩館工芸コーナーにも販売してあります。オリジナルのサイズ等の相談にも斉藤さんなら喜んで乗ってくれると思いますよ〜